睡眠時間は毎日きっちり取らなければいけない。

わかっていても、忙しくなってくるとつい睡眠時間を削ってしまい寝不足になってしまうこと、よくありますよね?

しかし睡眠時間が足りない状態が続くと、体にさまざまな問題を引き起こします。

ここでは、睡眠不足が引き起こす体のトラブルについてご紹介しましょう。

情の起伏が激しくなる

寝不足の状態が続くと集中力が低下し、感情の起伏が激しくなります。

人と話しているときに、急に話が入ってこなくなったり、些細なことでイライラし怒りっぽくなることがあります。

仕事をしていても、普段は気にならない部分が無性に気になって作業に集中できないということもあるでしょう。

頭痛

寝不足になると目が疲れやすくなり、偏頭痛を引き起こすことがよくあります。

また睡眠時無呼吸症候群の人は慢性的な睡眠不足になることが多く、頭痛が持病となっていることも少なくありません。

寝不足による頭痛を感じたときは、目を少し休めることで痛みを和らげることができます。

記憶力の低下

寝不足になると集中力とともに記憶力も低下させてしまいます。

通常であれば、同じ問題を繰り返しこなしていくと作業効率は上がっていくものですが、寝不足の状態になると「憶える」ということが難しくなっていきます。

寝る間を惜しんで勉強に励む受験生も多いですが、寝不足の状態で勉強を続けても効率は上がっていきませんので、適度に睡眠を取りながら勉強することが肝心です。

体重の増加

寝不足が続くとホルモンのバランスが崩れ、衝動を抑えることが難しくなります。また、起きている時間が多くなることにより、お腹も空きやすくなります。

これらのことが相まって食欲が増加するため食べる量も必然的に多くなり、体重の増加を招く結果となります。

視力低下

起きている時間が長いということはそれだけ目を使っているということになるため、寝不足が続くと目に重大なトラブルを引き起こす危険があります。

かすみ目や疲れ目だけでなく、視野狭窄や物が二重に見える複視、さらにひどくなると幻覚を見るという恐れすらあります。

反応が鈍くなる

寝不足の状態になると、注意力が散漫となり瞬時の判断を伴う場面での反応速度が下がります。

運転など集中力を使わなければならない職業の人は、一瞬の判断が命取りになることも考えられますので、極力仕事中は寝不足の状態にならないよう注意しておきましょう。

心臓病

寝不足の状態にある人は、心臓病マーカーとして知られる「C反応性たんぱく」の濃度が上がるといわれています。

この数値が上がると感染症や炎症をはじめ、さまざまな病気を引き起こすリスクとなります。一般的に一日の睡眠時間が4時間程度の状態が続くと、心拍数が上がり「C反応性たんぱく」も出やすい状態になりますので注意が必要です。

感染症リスクの増大

心臓病のシグナルとなる「C反応性たんぱく」の濃度が上がるということは、体の免疫機能が低下しているということを意味します。

このため感染症へのリスクも高まります。肌が荒れたり免疫力が低下していると感じたときは、ゆっくり寝るのが一番の解消法といえるでしょう。

頻尿になりやすい

起きている時間が長くなると、食欲が増進するのはもちろんのこと水分も自然と多く摂取してしまいます。寝ている間は尿の産生量は減りますが、寝不足になると尿の産生が過剰になり、頻尿を引き起こす恐れがあります。

子供の場合は夜尿の原因にもつながりますので、夜更かしさせずに早く寝かしつけるという習慣づけが肝心です。

ワクチンの効力低下

ワクチンはウイルスに対する抗体を作るために接種するものですが、寝不足の状態では抗体の数が増えず、ワクチンの効果が長く持続しないといわれています。

抗体をしっかり作るためには、ワクチンを受ける前と受けたあと十分に睡眠を取るということが大事です。

風邪を引きやすくなる

寝不足の人はしっかり睡眠が取れている人と比べて風邪も引きやすくなります。

風邪を移されないようにするには、手洗いうがいはもちろんですが、しっかり睡眠を取ることで予防することができます。

ろれつが回らなくなる

徹夜明けなどで経験したことがある方も多いかもしれませんが、睡眠しないことによって、頭で考えていることとは違う言葉を発したり、同じ言葉を何度も言い直したりすることがあります。

これは脳の機能が正常に働いていないことの証拠で、このような現象を確認したときは、なるべく頭を休めることをおすすめします。

バイタリティの減退

特に男性の場合、寝不足になるとテストステロンというホルモンが低下します。テストステロンとは男性ホルモンの一種で、骨・筋肉・性欲・バイタリティ作用など男性として生きるために大切なホルモンです。

寝不足は、そのテストステロンの分泌を減らす原因のひとつになり、性欲の減退だけでなく糖尿病や前立腺がんのリスクが高まる可能性もあります。

病気のリスクが高まる

寝不足の状態が長く続くとホルモン分泌のバランスが崩れていくため、男性だけでなく女性も病気へのリスクが高まります

ホルモンの分泌が乱れることで代謝機能のバランスも崩れるため、特にインスリン耐性を引き起こすリスクが高くなり、糖尿病になる可能性が高まります。

また、全身の免疫機能も低下していきますので、がんを始めとしたさまざまな病気を引き起こすリスクも高まります。

遺伝子の破壊

ホルモンの分泌バランスが崩れ、免疫機能が低下した状態が長く続くと、免疫やストレス反応にかかわる遺伝子が正常の働きをしなくなり、遺伝子の破壊が進みます。

遺伝子が破壊されてしまうと、たとえば妊婦さんなどの場合、自分の体のほか胎児にも重大な影響を及ぼす危険があります

妊婦さんは極力寝不足状態になることを避け、質の良い睡眠を取るよう心がけましょう。

抑鬱のリスクが高まる

寝不足は感情の起伏が激しくなり、衝動的な行動も増加します。この状態が長期間続くと抑鬱状態となり、鬱病発症のリスクも高まります。

鬱病になると、睡眠導入剤が処方され積極的に睡眠をとることが推奨されますので、寝ることがいかに感情のコントロールに大切かということがおわかりになるのではないでしょうか?

死へのリスクが高まる

結論として、寝不足はホルモンバランスが乱れることによって、感情のコントロールが難しくなったり、免疫機能が低下することによって病気へのリスクも高めます。

「ただ寝ないだけで」と思うかもしれませんが、睡眠時間が不足する状態が長期間続くと、さまざまな健康上の問題を引き起こします。

このように睡眠不足は多くのリスクを引き起こす可能性があります。

健康な毎日を送るためにも、毎日質の高い睡眠を取ることは非常に重要です。