光療法とは?

皆さんは十分な睡眠を取れていますか?そして不安なく眠れていますか?

現在世界一の不眠大国と言われる日本も、一昔前には不眠や睡眠障害という言葉を耳にする機会はあまり多くはありませんでした。

しかし現在では普段の会話のなかにも「朝起きられない」、「眠つけない」、「毎日疲れている」という話題が出てくるほど、眠れないことが日常化しています。

その理由は、深夜でも活動ができる24時間社会となり、24時間三交代の夜勤の職種も増えたことで、「夜間働く=夜間寝ない」社会に変化してきたことが考えられます。

またスマホやタブレットが普及したことで、日常的についつい深夜までスマホを触ってしまい、気づいたら2時や3時だったという人も少なくないのではないでしょうか。

生き物に何故、睡眠が必要なのか

このように睡眠時間帯の変化や睡眠時間が減少する一方、私たち人間は生命活動を維持するために必ず睡眠をとる必要があります。

つまり生きていく上で睡眠は必要不可欠なものなのです。

それでは睡眠は私たちの身体にとってどのような役割を担っていると思いますか?

以前は、睡眠は心身の疲労回復のために必要だと考えられていました。

もちろんその側面はあるのですが、近年の研究では脳が生命維持を行うために、わざと睡眠を引き起こしているということが明らかになってきています。

良質な睡眠をとることによって、自律神経系、内分泌系、免疫系の3系統のバランスを正常に整え、体調管理を行っているのです。

睡眠障害とは

「よく眠れない」という話題が一般化しているように、現代人の間で睡眠障害が蔓延しつつあります。

もしも「なかなか眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」という状態が2週間以上続いている場合、睡眠障害であると判定され治療を勧められる可能性が高くなります。

眠れないことが当たり前になる前に、何らかの方法で改善を試みる必要があります。

睡眠障害とお酒

睡眠障害を改善しようとして、お酒の力に頼る人がいます。

お酒好きな人なら飲み会から帰宅後、お風呂にも入らず布団に直行した経験があるのではないでしょうか。

確かにお酒を飲むと脳の活動を抑える神経伝達物質が増え、眠りにつきやすくなります。

こういったことから眠れないからとお酒を飲む人がいますが、果たしてこの方法は睡眠障害の治療法として正しいものなのでしょうか?

実はお酒を飲むと睡眠をコントロールする脳細胞の働きが鈍化してしまい、そのことが原因で眠りが浅くなり睡眠の質が悪くなることになりかねないのです。

ですから寝酒は良質な睡眠に結びつくわけではないため、睡眠障害の根本的な治療にはならないのです。

眠れないからと言って、むやみやたらとお酒に頼る方法はやめるべきでしょう。

体内時計と太陽光

私たち人類が地球に誕生するずっと前から、生物にとって太陽の光は生存し進化を続けるために欠かせないものでした。

生物は夜明けと共に活動を開始し、日没と共に休息の準備に入ります。その生態は現在も変わらず、太陽は生物にとって大きな意味を持っています。

皆さんご存じのとおり1日は24時間ですが、それに対して人間の体内時計は必ずしも24時間ピッタリではありません。

人間の体内時計は人によっては1時間程度のずれがあると言われています。

例えば、1日が25時間の体内時計を備えている場合、自然な覚醒や入眠の時間が毎日1時間、後ろにずれてゆくことになるのです。

この体内時計の誤差をリセットする大切な要素が朝の太陽の光なのです。

太陽の光を浴びることで、この体内時計のズレをあるべき時間にただし、生体リズムを整えます。

睡眠障害の治療(光療法)

光療法は、昼夜の生活リズムと体内時計が合わないことにより起こる概日リズム睡眠障害に有効とされる治療法です。

朝起きる時間になると太陽光か強い光を放つ器具を使用して光を体に取り入れ、体内時計をリセットし正しい生体リズムをつくるというものです。

強い光により自律神経を刺激し、交感神経の働きを活発にすることで、体温と血圧を上昇させ自然と目が覚めるようになります。

身体内部から覚醒させる方法なので、目覚まし時計のアラームなどで無理に起きる場合と異なりスッキリと自然な形で目を覚ますことができます。

体内時計をリセットするために必要な明るさは2500ルクスですが、携帯のライトやルームランプなどでは2500ルクスには遠く及びません。

そのため光を使った睡眠障害の治療を行う際には、5000ルクスを超える強い光を放つ専用器具を使います。

光療法とメラトニンの分泌

眠気と密接な関係にあるのが、メラトニンというホルモンです。

メラトニンは別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれていますが、自然な入眠と良質な睡眠に欠かせない物質なのです。

そしてこのメラトニンを作るのにも光が重要な要素となります。

日中に光を浴びることでメラトニンの材料となるセロトニンという物質を体内でたくさん作ります。そして夜、取り巻く環境が暗くなると日中に作られたセロトニンを元に、メラトニンの分泌がはじまり、自然な眠気を誘います。

部屋を明るくしたまま寝てしまい、「夜中に目が覚めてしまった」「朝スッキリしない」という経験をしたことはありませんか?

メラトニンは光にとても敏感に反応するので、光を浴びる時間のコントロール次第で睡眠に大きく影響します。

体内時計を調整して生体リズムを整える

良質な睡眠をとり、生体リズムを整えるために、光療法は有効な手段の一つです。

朝、強い光を浴びることを習慣にできれば、狂っていた体内時計も正しく機能しはじめます。

そして体内時計が正しく機能すれば、「寝付けない」「眠りが浅い」「疲れている」ということが減少し、身体を常に健康な状態に整え、毎日の生活がより快適なものになるのです。

音で起きるのとは異次元の快適な目覚めを促す光目覚まし時計inti(インティ)



光目覚まし時計