北欧やアラスカで人気の「光目覚まし時計」

光目覚まし時計は、その名の通りセットした時間になると「音」の代わりに「光」で起こしてくれる目覚まし時計ですが・・・

「朝なかなか起きられない」「起きた後も疲れがとれない」「昼間も眠気が続く」など

朝が弱い人でもスッキリとした目覚めを体験できるアイテムとして、近年注目を集めています。

そしてこの光目覚まし時計は、なんとヨーロッパや北米でも人気のあるアイデア商品なのです。

ではなぜ北欧・北米といった地域で、光目覚まし時計が人気なのか探ってみましょう。日照時間をキーワードに読み進んでみて下さい。

光目覚ましで目が覚める理由

光目覚まし時計と聞いて一番気になるのが「本当に光で目が覚めるのか」ということでしょう。

大きなアラームでもなかなか起きることができないのに、光で時間通りに本当に起きることができるのでしょうか。

実は脳の覚醒と「光」には密接な関係があります。

「朝に目を覚まし活動を開始して、夜になると脳や身体を休ませるために床に就く。」というように、生まれつきひとには体内時計が備わっています。

これは野生の生物、時計が無い時代の人類が時間を確認しなくても、生活リズムを保ってきたことからも明らかでしょう。

つまり体内時計が「太陽光」を感じることで、覚醒と睡眠をコントロールしているのです。

これが「光目覚ましで目が覚める理由」となるわけです。

光目覚まし時計は太陽光のような強い光を人工的に作り出すことで、体内時計へ働きかけ身体に朝が来たことを伝えます。そしてこの「光」が脳が自然に目覚める手助けをするわけです。

うつ病と光の関係

光目覚まし時計は「目覚まし時計」としての機能だけではありません。つまり「起きる」という目覚まし用途以外に、抑うつ状態の改善や気分の落ち込み改善にも利用されているのです。

うつ病は「心の風邪」と別名があるように、実はとても身近な心の病気です。「自分はなったことがないから平気だろう」と思っていても、急激な環境変化などで誰でもかかる可能性を秘めている病気です。

ストレスの多い現代の社会では、世界中でうつ病が増加傾向にあります。

例えばこのような統計結果があるのをご存じでしょうか?

日本国内の人口に対する自殺者数の統計では、新潟県、秋田県、岩手県が上位に並びます。

そして世界的に目を向けると、北欧のフィンランド・スウェーデン・ノルウェー、またハンガリーやアラスカなど寒い地域ほど自殺者が多い傾向にあります。

逆にイタリアやブラジルなど赤道に近く温暖な国の自殺者数は少ないというデータもあります。

さらに自殺者数を季節的にみると、夏よりも冬の寒い時期に多いと言われています。

なぜ緯度が高い地域や冬の時期に抑うつ症状が大きく表れたり、自殺者が増加する傾向にあるのでしょうか。

その理由の一つに日照時間が短くなることが考えられます。

うつ病と光の関係

季節性うつ病(季節性気分障害)の一種「冬季うつ病」になると、冬場だけ気分が憂鬱になったり、気力がなくなったり、物事に興味が持てないといったうつ病の症状が出ます。この「冬季うつ病」は冬場の短い日照時間と密接に関係しています。

通常、日中に太陽光を十分に浴びていると目から脳に信号が伝わり、セロトニンが大量に作りだされます。

このセロトニンは、ドーパミンやアドレナリンと並び体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。

そしてセロトニンは心身の安定や心の安らぎなど人間の精神面に大きな影響を与えることから、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。

さらにセロトニンは夜間になるとメラトニンという睡眠ホルモンの材料にもなります。

つまり人間のカラダは、昼間に太陽光を浴びることでセロトニンを作り、夜間によく眠るためのメラトニンが分泌されます。このサイクルで睡眠と覚醒のペースが作り出されて、体内時計を正常に保つ仕組みとなっています。

そのため日照時間が短い冬場や緯度の高い地域では、人によっては十分な量のセロトニンを作ることができず、抑うつ症状が出ることがあるのです。

北欧やアラスカで人気のハッピーライト

冬場に日照時間が極端に少なくなる北欧の国々では、光目覚まし時計がうつ病の改善や予防に使われています。

心身の安定をもたらし、安心感を与えるセロトニンを作る方法は色々ありますが、最も代表的なものは日光浴です。

しかし緯度の高い国々では、太陽が出ている時間が限られているため、日光浴も簡単にはできません。例えば、ノルウェーでは「極夜」と呼ばれる「全く太陽が姿を見せない現象」が何日も続くことも珍しくありません。

そんな北欧の国々やアラスカで人気なのが光目覚まし時計です。

セロトニン分泌には2500ルクス以上の強さの光を最低でも30分浴びることが必要とされています。家庭用の蛍光灯では500ルクス前後です。ところが、光目覚まし時計なら太陽光に近い10000ルクス以上の製品も多く、十分な効果を期待できるのです。

光を使い安心感や幸福感を与えるセロトニン分泌を促すことから、アラスカでは光目覚まし時計は「ハッピーライト」と言われて親しまれているそうです。

最近気分が優れない、眠れない日がある、常に疲労感があるという人は、セロトニンが不足しているのかもしれません。

そんな方は「ハッピーライト=幸せになる光」を試してみてはいかがでしょうか。

音で起きるのとは異次元の快適な目覚めを促す光目覚まし時計inti(インティ)



光目覚まし時計